こんにちは、中村まみです。
「元彼と復縁したい!!」「彼のことが大好き!!」という気持ちがあるのに、なぜか怒りや憎しも沸いてきて苦しくて辛い、、、。
自分ではどうしようもない矛盾を抱えて葛藤していらっしゃる方も多いです。
とってもしんどいですよね。
今日はこういう「好きだけど憎い」という相反する気持ちで苦しいときにどうすればいいのか?についてお話させて頂きますね。
あなたがこういうことで苦しんでいらっしゃるのであれば、きっとお役に立てると思います。
愛も憎しみもある状態はごく普通
実は、この心の状態になるのって、ごく普通で全然悪いことではありません。
きっとあなたは、彼を愛しているのに彼が憎いという矛盾は「おかしなこと、ダメなこと」だと思っていらっしゃるのだと思います。
先ほども申し上げましたが、「母を嫌いでも見捨てられない」といった親子関係においても、こういう矛盾した気持ちで葛藤なさっていらっしゃる方は多いと思います。
それはすごく苦しいことですよね。
ではなぜ、相反する気持ちを抱えてしまうのか?
まずはこのメカニズムを解明していくことにしましょう。
怒りや憎しみの正体とは?
怒りや憎しみの正体は、あなたの心の傷です。
彼のことは確かに愛しているわけなんですね。
でもだからといって、あなたの心が傷ついているかいないかは全く違う次元なのです。
「あなたは傷ついている」その当たり前の事実がある、それだけのことなんです。
ただし、ここはとってもとっても重要なんですが「あなたの怒りや憎しみは彼とは全く関係ない」ことなんです。
傷つくのは誰のせい??
・上司に怒られてへこむ
・彼や友達と喧嘩した
・父や母に嫌味を言われた
私たちは確かに「相手の言動によって傷つく」という体験を日常茶飯事にしています。
でもですね、「相手の言動によって傷つく私」というのは、表面の形であって本当の形ではないんです。
この表面の形に囚われてしまうのが私たちなのですが、この形に囚われていると「あなたが傷ついている本当の理由」が見過ごされてしまいます。
見過ごされるだけならいいのですが、あなたの心の傷はまた違う表面の形になって表れてくるんです。
あなたが傷ついている本当の理由が心の奥底にあるからこそ、彼の言動で傷ついて彼に怒りや憎しみを抱いてしまうんです。
彼の言動はあなたの心の奥底に眠る傷が浮き彫りになるきっかけにしかすぎず、あなたが怒り憎んでいるのは彼の言動とは全く関係のないことなんです。
怒りと憎しみをよく感じてみると?
あなたは彼を憎んでいないんです。
それは頭の錯覚なんですね。
彼は「あなたが抱えている本当の傷に気づかせてくれた人」ということになります。
少し時間をとって、今感じている彼への怒りや憎しみを感じてみてください。
過去を振り返ってみて、その怒りや憎しみは「彼以外」にも感じたことはありませんでしたか?
なんとなく同じような気持ちになったことはありませんでしたか?
過去において、その怒りや憎しみは時々顔を出していた可能性が高いのです。
変な言い方をすると「その怒りや憎しみに馴染みがある」ように感じるかもしれません。
怒りや憎しみを解放するステップ3
ただそうは言っても、現時点では彼への怒りや憎しみは消えなくて当然です。
けれどももしも、あなたが怒りや憎しみを抱いている本当の理由を解放すれば、彼に対しては「愛」だけしか残らないでしょう。
「葛藤が終わる」それはとても嬉しいことではないでしょうか?
ですので、ここで葛藤を終わらせて、彼に対してまっすぐに「愛」を感じられるように、怒りや憎しみを解放する3ステップをしてみましょう!
1.怒りや憎しみのエネルギーを解放する
怒りや憎しみのエネルギーは大きいので、最初にそれをある程度発散させないとあなたの心は苦しいままです。
今はあなた自身を労わるという気持ちで、存分に怒りを解放してください。
大切な注意事項がありますので、読んでから行ってくださいね。
1.目を瞑り彼に対して怒りを感じたことを思い出してください。
2.その怒りをまくらにキックしたりグー叩いたりしてぶつけます。
必ず首から下の身体の感覚を探すようにして下さい。
胸がムカムカする感じかもしれませんし、みぞおちが押される感じかもしれません、あるいは、首が締め付けられるような感じかもしれません。
正解はありませんので、ご自身の感覚を大切にしてください。
2.こんなに怒っている自分は醜い、ダメだ、愚かだなどと、罪悪感は感じなくていいということです。
罪悪感がでてきたらそれは一旦脇において、ご自身にフォーカスして下さい。
2.怒りや憎しみの居場所を確認する
先ほど申し上げたように、怒りや憎しみの本当の原因はあなたの心の奥底に沈んでいたものです。
彼ではなくこの怒りや憎しみの原因は、私の心の奥底の傷であって彼ではないんだなぁ(よく分からないけれど)みたいな感じでOKなので、怒りと憎しみの居場所は私の心なんだと感じてみてください。
3.心の声を聴いてみよう
心の声というのは「自分自身に向けられている」という心の絶対的な仕組みがあります。
なので心の声も聴いてみましょう!
用意するもの:紙とペン
彼に対して抱いている思いを紙に書いてみてください。
例えば「どうして○○は私の気持ち分かってくれないの!!○○が憎い!」「私は○○のこと愛しているのに、○○はもう私のこと愛してくれないの???」という文章になったとします。
これは「自分自身に向けられている」ということなんですね。
なので先ほどの文章は「どうして私は私の気持ちを分かってくれないの!!私が憎い!」「私は私のことを愛しているのに、私はもう私のこと愛してくれないの???」ということになります。
直訳しているので日本語的に変ですが「自分自身に対して怒りや憎しみを抱いている」ことがなんとなく見えてくるかなと思います。
私たちが持つ根深い自己嫌悪
私たちは普段気がつきませんが、心の深いとことに強烈な自己嫌悪を持っています。
それが相手への怒りや憎しみに変換(投影)されているんです。
あなたは彼を憎んでいないんです。
それは頭の錯覚なんですね。
錯覚を起こしてしまうのは、自分自身への自己嫌悪を誤魔化す心の防衛本能なんです。
このようにこの強烈な自己嫌悪というのは、自分自身で向き合うのは非常に難しく、私たちはずっとそうやって相手の言動に傷つくということを繰り返しています。
彼との関係で浮上してきた強烈な自己嫌悪を解放しなかったらまたそのループが続くんです。
それは復縁した彼とかもしれませんし、別の方との恋愛かもしれません。
あるいは、他の人間関係でも起こりえます。
けれどももしあなたがここから抜け出してもっと自分らしく人と関わりたいと思われたなら、絶対にそれは可能です。
そしてそれは彼との関係にとどまらず、ご自身の人生においても自分らしく関わる(生きる)ということを意味しているんです。