「自分らしさ」という誤解
私たちの多くは自分は彼 or 彼女にとって唯一無二な存在でありたいと思っていますよね。
もちろん恋愛だけじゃなく、自分らしくありたいと感じていると思います。
私もそうでしたしそれはごくごく当たり前に持っている感覚ではないでしょうか。
「自分らしくありたい」「ユニークな存在」「唯一無二の存在」
すごくポジティブな雰囲気があり、なんとなく誇らしさなどもあります。
けれども私はこの心の旅を通して、私たちが求めている「自分らしさ」「唯一無二の存在」というのは、知らないうちに「自分」も「他人」も傷つけかねないことに気がつきました。
「他人」というのは、あなたの大切な彼や彼女も含まれるんです。
「どうして自分も他人も傷つけてしまうのか?」
今日はもしあなたが「彼の唯一無二の存在になりたい!」と思ったり、自分らしくありたいと感じているのなら、「自分」も「他人」も幸せになる「自分らしさ」を知って頂きたいなと思っています。
そして、どうしたらそんな「自分らしさ」が身につくのかを知って頂けると思います。
特別性を脱ぎ捨てたところに輝く自分らしさ
私は「自分らしくいたい、唯一無二の存在でありたい」という思いは、知らないうちに「自分」も「他人」もとても傷つけかねないんだなと気がついたとき、ちょっとショックだったんですよね、、、。
だって自分らしさって大切じゃない?と思っていたからです。
でもですね、私はここでも勘違いしていたのですが、本当の自分らしさというのは、「自分らしくありたい!」「唯一無二の存在になりたい!」という思いを解放したとこに輝いているんです。
「自分らしくありたい!」「唯一無二の存在になりたい!」という思いは「自分は特別な存在だ」という思考の上に成り立っている場合がほとんどなんです。
だとすると「他人はそうではない」という思考もセットになっているんです。
コインの表側は「自分は特別な存在だ」という思いで、コインの裏側は「他人は平凡な存在であってほしい」という思いになっています。
もちろん無意識なので「え?!そんなことはない!」と思うかもしれませんよね。
「私たちは何一つかわることのない素晴らしい存在」という思いがベースになっているのが本当の自分らしさであり、そのときには「自分らしく」とか「唯一無二の存在」でありたいという思いは消え、自然に自分らしさは輝いているんです。
同時に他人に無意識に向けている「平凡な存在であってほしい」という攻撃的な思考も消えています。
唯一無二の存在でありたいという思いの裏にある攻撃的な思考
無意識というのは普段の私たちの意識では気づくことがほぼできないからこそ「無意識」という名前がついています。
けれども無意識というのは、こんな感じで↓私たちの意識の95%以上も占めているんです。
なので私たちは気づかずにいつの間にか、自分を傷つける思いや、他人を傷つける思いになってしまっていることが多いのです。
今回も「唯一無二の存在でありたい!」という思いに、そんな裏側の思考があるなんて思わないですよね。
ここまでのお話を聞いてみられて、もしあなたが「隠れた自分の思いに気づいてそれを解放できたらいいな」と感じられたなら、次のエクササイズをやってみてください!
恋愛の思い込みをみつけるエクササイズ!
(例)
・私は、まぁまぁいけている
・私は、モテるほうだ
・私は、いろいろな魅力に欠けている
・私は、異性に好かれる要素が少ない etc
(例1)
「私を好きになる人なんていない」
なぜなら
「私は変な人間だからだ」
(例2)
「本当の私を知ったら人は去っていくだろう」
なぜなら
「私はありのままでは受け入れてもらえないからだ」
最後に
「唯一無二の存在でありたい!」という裏側の「他人は平凡な存在であってほしい」という思いをみつけることは、かなり高度で経験を要しますので難しいです。
ですが、自分の思いに気づくことを積み重ねていくことでしか、私たちは自分自身と向き合うことができないんです。
最初は全くわからないかもしれませんが、積み重ねていくと無意識の思いに気づきやすくなります。
それは自分を愛する行為でもあるんです。
誰かを愛することって時に忍耐がいるということは分かると思います。
自分自身を愛するという自愛も即簡単に!!というわけにはいきません。
もしも即簡単にできるのであれば、あなたはこんなにも苦しんでいませんし、彷徨ってもいないと思いませんか?
ただもしかしたら、こんなエクササイズでは取り戻すことができないくらい深く深くあなたは傷ついているのかもしれません。
その場合は少しの間、きちんとした人にサポートを求めるほうが安全でしょう。
唯一無二の存在でありたいという重荷をおろしたとき、もっともっと自分を愛している自分に気がつくでしょう。
そしてもっと自由に深く人を愛していることにも気づくと思います。
その感覚があなたが本当になりたいあなたに導いてくれますよ